カウンセリングとは

カウンセリングとコンサルタントの違い

カウンセリングと同じようにコンサルタントや

アドバイザーなどの言葉があります。

これらはどこが違うのでしょうか?

コンサルタントは主に企業に対して行われます。
ですから、すぐに結果を出す必要があります。
そのため、「○○をしなさい!」と言うようになるでしょう。

アドバイザーはといいますと、投資アドバイザー、保険アドバイザーなどのように「○○した方がいいですよ!」というように助言をしてくれます。

では、カウンセラーはどうでしょうか?

カウンセラーは答えやアドバイスはしません。

答えは相談者自体が持っているものだからです。

相談者の中に隠れている答えを導きだすのがカウンセラーの仕事なのです。

ですから、質問を入れたりしながら、ただひたすら熱心に話を聴くのです。

ただし、聴くというのはとても奥の深いもので、そのための訓練を受けているのです。

カウンセリングと心理療法の違い

では、心理カウンセリングと心理療法(セラピー)とはどこが違うのでしょうか?

心理カウンセリングでは、積極的に相談者の話を聴く(傾聴、アクティブ・リスニング)ことで相談者の治癒を図ります。

しかしながら、聴くというだけでは解決しない場合があります。

たとえば、相談者が小さな子供の場合です。小さな子供は自分の内面を言葉で伝えることは難しいでしょう。
その場合、言葉に代わる方法が必要になります。

プレイ・セラピー(遊びを通じて行う心理療法)や絵画療法(絵を描いたりすることによる心理療法)、箱庭療法(箱庭を造ることによる心理療法)と呼ばれるような方法です。

大人の場合でも、聴くだけでは良くならない場合があります。

その場合、相談者の考え方や行動を変えていくための療法(認知行動療法)が必要になります。

また、相談者の性格のような強い信念により困難が生じている場合には、それらの信念や性格に直接働きかけるスキーマ療法と呼ばれる方法をとる場合もあります。

ここに示したように心理療法には様々なものがあります。

これらを相談者に合わせて行います。

イマジン・ハート・メンタル研究所ではこれらの心理療法を研究するとともに相談者へのサービスとして行っております。

心理カウンセリングの歴史

ではカウンセリングはどのように始まったのでしょうか?

【フロイト】

約100年前、G.フロイトというオーストリアの神経病理学者が無意識というものは発見しました。無意識とは自分で意識していない自分のことです。
この発見は20世紀の3大発見といわれています。

ちなみに後の2つはアインシュタインの「相対性理論」とダーウィンの「進化論」です。

ここから心理学という学問が始まったとも言われています。

フロイトは精神分析という方法を用いることにより、医者(学者)としてクライアントに関わりました。

しかし、いかに優れた精神分析を用いても、治療率は30%ほどだったようです。

【ユング】

その後、スイスに精神科医・心理学者としてC.G.ユングが現れました。

ユングはフロイトの弟子でもありましたが、後にフロイトの元を離れます。

彼は「クライアントとセラピストは対等である」という考えを元に「話し合う」という手法をとりました。

これにより、カウンセリングの基礎ができあがったのです。

【ロジャーズ】

そして、アメリカの臨床心理学者としてC.ロジャーズが現れました。


彼は「カウンセリングが必要」だと唱えました。

彼は、神父になろうと神学校に進むのですが、宗教では人は救えないと悟り、教育学部から臨床心理学を学びます。


その後、児童相談室での心理療法を経て、「話を聴き、クライアントの成長を促す」という結論に達したのです。


これは今までの医者と患者という関わり方を大きくかえるものでした。
彼は医学会からの強い弾圧にもかかわらず、「来談者中心主義」というカウンセリングの基礎を築きました。


そして、傾聴(アクティブ・リスニング)という現在のカウンセリング・スタイルを確立したのです。

今では様々な心理療法がありますが、これらは「来談者中心主義」が基本になっています。

その後、心理学は発展し続けていますが、今でもこの考えは尊重されています。