心的外傷後ストレス障害(PTSD)とは

今回は、
第8号の配信です。
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大震災に引き続き、原発の放射線汚染の問題もおき、日本はますます大変になってきました。
大きな災害のあとに取り上げられるのが、心的外傷後ストレス障害(PTSD)です。
今回はこの問題について書きたいと思います。
まずは、心的外傷後ストレス障害(PTSD)とはどんなものなのでしょうか?
人は激しいストレス、
たとえば事故や災害によって死ぬ思いをしたり、
性的虐待など
様々な出来事に出会うと心に深い傷を負ってしまいます。
それはトラウマとも呼ばれます。
通常でもいやな出来事、つらい出来事はあるものです。
でも、それらは心の中で十分に処理(受容)されるので跡に残りません。
ところが処理できないほどの強いストレスにさらされると
処理されないまま、心に傷として残ってしまいます。
時には記憶を遮断されることもあります。
記憶喪失がそれにあたります。
全てを忘れないにしても、その出来事を思い出すことができないことがあります。
そして、体験を思い出すような環境に遭遇すると、パニックを起こしたりすることがあります。
また、常に不安に感じていたり、うつ状態になったりします。
忘れていたとしても、心の奥、無意識といわれる部分にはちゃんと記憶が残っているのです。
これは、起こった出来事についてちゃんと処理して納得させるプロセスが必要になります。
薬によって症状を軽くすることはできます。
しかし、完全に症状をなくすことはできません。
では、心的外傷後ストレス障害にはどんな治療法があるでしょうか?
一つには先に書きました薬物療法です。
抗不安薬や精神安定剤、また抗うつ薬の服用によって症状を抑える方法です。
これは、根本的な解決にはなりませんから、服用はずっと続ける必要があります。
また、薬による副作用が心配されます。
もう一つの方法が心理療法です。
一般には認知行動療法が用いられます。
特に認知行動療法の中でも暴露法(エクスポージャー)という方法が用いられることになります。
後、行動療法の眼球運動脱感作と言うのも使われます。
暴露法も行動療法からの方法ですね^^
森田療法なども効果があるでしょう。
これらは全て、強いストレスを受けたことをちゃんと処理して受容できるようにするための方法です。
以前、オウムの地下鉄サリン事件でもかなりの方が苦しみました。
また、阪神淡路大震災でもですね^^;
心的外傷後ストレス障害の治療には心理療法がいいのがわかっていながら、普及しないのか?
なぜ、薬物療法による治療が主流になるのかということですね。
それは、簡単に言うとコストですね。
それに、心理療法を適切に行う人が少ない点です。
両者は互いに関係しております。
認知行動療法は単に聴くだけのカウンセリングではないです。
もっと行動にシステム化された心理療法です。
一般にカウンセリングを行っているかたは、傾聴という方法が主になります。
認知行動療法の要請には時間と費用がかかります。
そして、治療時間が長い点もコストが高い理由の一つです。
薬物治療では3分治療といわれているように、ほとんど時間をかけていません。
また、患者にしても薬を飲むだけというほうが負担も少ないのです。
どちらも楽だということです。
心理療法の場合は1回のカウンセリングに約1時間をかけます。
ですから、見られるクライアント(患者)の数も限られるということです。
ですから、たくさんのセラピスト(心理療法家)が必要であり、
1回の料金も通常1万円から1万5千円が相場でしょう。
また、保険も利きませんので、円額クライアントの費用になってしまいます。
このような理由により、うつの治療でも心理療法が普及しないのです。
イマジン・ハート メンタル研究所ではこのような状況を何とか打開したいとの思いから
スカイプでのカウンセリング(心理療法)を3000円で提供しております。
気軽にご利用いただき、カウンセリング(心理療法)を理解していただければ光栄です。

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