「青い鳥」と「青い鳥症候群」

先日、なぜか思いついて、メーテルリンクの「青い鳥」を読んでみた。

小説「青い鳥」はモーリス・メーテルリンクの童話劇で、1908年に発表された。

作者モールス・メーテルリンク(1862年-1949年)はベルギーの詩人であり、ノーベル文学賞も受賞している。

「青い鳥」という名前はいろいろなところで使われている。

日産のブルーバードや、青い鳥文庫、劇団青い鳥などの名前に使われ親しまれている。

また、その主人公である、チルチルとミチルの名前もいろいろなところで見かけるのではないだろうか。

ここで、簡単にあらすじを説明してみる。

主人公のチルチルとミチルは、幸せの「青い鳥」を求めていろいろな世界を旅する。
思い出の国、夜の御殿、墓地、幸福の楽園、未来の国などだ。
そして、結局どこに行っても、幸せの「青い鳥」を捕まえることはできなかった。
家に戻ると、自分が飼っていた普通の鳥が「青い鳥」になっていたのだ。
いろいろなところを捜し求めた結果、もともといたところに「青い鳥」がいたのだという物語になっている。

これは良く知られた物語で、「灯台下暗し」ということにもなるのだろうか。

本当に求めているものは、今、ここにあるのだという教えだろう。

しかし、ただ、チルチルとミチルが自分の家の中を一生懸命に探しても、きっと「青い鳥」は見つけることはなかっただろう。

チルチルとミチルがいろいろなところを旅し、そこでいろいろな経験を積んだからこそ、見つけられたのだ。

経験を積み、チルチルとミチルは成長した。

そして今まで見ることが出来なかったことが見えるようになり、
今まで理解できなかったことが理解できるようになったのだ。

だからこそ、自分の家のなかで「青い鳥」を見つけることが出来たのだ。

また、青い鳥症候群という言葉がある。

青い鳥症候群(はてなキーワードより)
今の自分は本当の自分ではないと信じ、いつまでも夢を追い続ける人、例えば、理想の職を求めて定職につかず転職を繰り返す人のことをいう。

フリーターになったり、引きこもったり
自分の生き方、自分探しをしている人たちなのだろう。

でも、それは、決して無駄なことや、おろかなことでは無いのではないだろうか。

ただ、「青い鳥」のチルチルとミチルは、決して一人ではなかったのだ。

パンや犬といった仲間たちがいつも近くについていた。

また、光という名の精霊がチルチルとミチルに智慧を与え、彼らを導いた。

たぶん、それらの仲間たちがいなければ、チルチルもミチルも成長できなかったのではないだろうか。

ちなみに、私のやっている、カウンセリングやコーチングといったサービスは「青い鳥」の中の光の精霊の役割にあたるものだ。

一人では探すことの出来ない「青い鳥」を、一緒に探す人生のナビゲーターなのだ。

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「青い鳥」と「青い鳥症候群」 への1件のフィードバック

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