人生は車輪のようです。時には車輪の上に立ち、時には車輪の下になるだけなのです。

グッシェと言う人の言葉です。

グッシェと言われても、ご存じない人がほとんどだと思います。

グッシェと言うのは杉原千畝(すぎはらちうね)という外交官の仕事を手伝っていたドイツ人です。

と言われても、まだ杉原千畝って誰って思う人が多いでしょうね。

この杉原千畝は第2次世界大戦のとき、ユダヤ人をドイツ領から脱出させるために、日本を経由するビザを発給し続けた人です。

それも、日本本国の意向に逆らってです。そのことが元で終戦後には外務省をクビになります。

でも、このビザのおかげで6千から1万人のユダヤ人が救われたといわれています。

この偉い人については、また機会がありましたら書きたいと思っています。

グッシェと言うのは、その杉原千畝のビザ発給の手伝いをしたドイツ人です。

ちょっと待ってください。

ユダヤ人を迫害したのはドイツ人ですよね。

そのドイツの人が、なぜユダヤ人を助けるために杉原千畝を助けたのでしょうか?

その話も長くなりますので、今回は詳しく書きませんが、簡単に言えば杉原千畝にほれたって事でしょう。

詳しくは「杉原千畝の真実」という本を読んでください。

実はグッシェは、杉原千畝の動向を監視するために、ドイツ軍が送り込んだスパイなんです。そして、それを杉原千畝も知っていました。

グッシェがドイツに帰れば、杉原千畝の行動や自分が手伝ったことを報告しなければならない。そうすれば、下手をすれば自分自身も処罰されてしまう。殺されるかも知れません。

だから、杉原千畝はグッシェに「それでも手伝うのか」と確認するわけです。

そしてグッシュは言うのです。

「人生は車輪のようです。時には車輪の上に立ち、時には車輪の下になるだけなのです。
今は上になっている者が、次には下になっているかも知れないし、
今は下になっている者が、次は上になっているかも知れない。」~「杉原千畝の真実」より~

殺されるかも知れない状態で、こんなことを言うわけです。

すごいです。

そして、最後までグッシェは杉原千畝を助けるんです。

その後グッシェはドイツに戻り、戦場で戦死してしまいます。

本来、ドイツの人たちも、グッシュのような人たちだったのでしょう。

それが、戦争と言う環境、ヒットラーというカリスマ的指導者によって、群集は狂気になったのだと思います。

集団心理と言うのは怖いものですね。

でも、何も新興宗教やファシズムだけの問題ではないのではないでしょうか。

「人生は車輪のようです。時には車輪の上に立ち、時には車輪の下になるだけなのです。」

今のあなたは車輪の上に立っているのでしょうか。

それとも、下になっているのでしょうか。

どちらにしても、それは一時的なことなのでしょう。

上に立っているときには謙虚になり、下になったときには希望を捨てない。

そんなふうに思って生きたいと思いますね。

まだまだ、暑い日が続きます。体調に気をつけてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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