インターネット無料サービスのビジネスモデル

インターネット上には様々なサービスがあります。

そして、その特徴の一つに「無料」というのがあります。

なぜ無料なのでしょうか?

なぜ無料で提供できるのでしょうか?

疑問に思う人もいるかもしれません。

今回はその中でも馴染みのある、

ブログ、ツイッター、Mixi、Facebookについて、基本的なところを説明したいと思います。

ところで、今回のタイトルに出てきた「ビジネスモデル」と言う言葉について簡単に説明しておきたいと思います。

少し前に「ビジネスモデル特許」というのが話題になったことがあります。

これは、これから説明するビジネスモデルを特許として登録し、独占してしまおうという試みです。

まず、ビジネスと言う言葉は誰もが知っていると思います。

ビジネスマンとかビジネススクールで使われる言葉ですね。

ビジネスとは経済行為を表す言葉です。

ですから、商売の取引といったものがビジネスなんですね。

そして、その商売の仕組み、システムと言ってもいいのですが、

その仕組みやシステムを一般化したもがビジネスモデルです。

言い換えるとビジネスの金型ってことでしょうか。

または、ビジネスの設計図といってもいいのかも知れませんね。

私はビジネスモデルという考え方を経済行為だけでなく、

国家の仕組み、宗教活動、ボランティアなどにも当てはめて考えています。

いずれ、その辺も説明したいと思います。

でも、今回はブログなどの無料サービスについて考えてみたいと思います。

では、これからが本番と言うことになります。

ところで、ブログの無料サービスはどこからお金が入るのでしょうか。

まさかボランティアではないですよね。

基本的には民放のテレビやラジオと同じなんです。

テレビやラジオにはスポンサーがついていますね。

そして、そのスポンサーの宣伝がCMとして流れています。

テレビやラジオの最大の収入源はこの広告収入です。

ブログも基本は同じで、広告収入で維持されます。

ブログを見ると、いろいろな広告が載っているはずです。

やたらと目立つ画像や動画の広告もあります。

文字だけの広告もあります。

見ている人が、それらの広告に興味を持ち、クリックをすると、

その広告主から広告料が貰えます。

ブログを書いた人にではなく、ブログサービスを提供している会社にです。

そう、広告をクリックするとアメブロとかの会社に広告収入が入ります。

一番多い広告はグーグルアドセントというものです。

これはグーグルが提供する広告です。

グーグルは強力な検索エンジン(インターネット上の情報を検索する仕組み)を持っています。

そこで、ブログの記事に応じた広告を表示するような仕組みを提供しています。

ですから、「ダイエット」について書かれたブログの記事には、ダイエットに関係のある広告が表示されるんですね。

読む人もダイエットに興味がある人ですから、当然その広告にも興味がある人です。

だから、その広告をクリックするわけです。

すると、グーグルを通じて広告主からブログを提供している会社にお金が入るんです。

だから、無料でサービスを提供してもちゃんと儲かる仕組みが出来ているわけです。

これがビジネスモデルです。

ツイッターやMixi、Facebookも基本的には同じような仕組みになっています。

また、これらのサービスはCGM(Consumer Generated Media)といったものに分類されます。

では、このCGMとはいったい何でしょうか。

テレビ、ラジオ、それにヤフーのような情報提供をするサービスでは、普通はサービスを提供する会社や団体が情報を書きます。

それらの情報をコンテンツといいます。

テレビでは番組がコンテンツです。

ドラマも映画もニュースもコンテンツのひとつです。

それらはテレビ局が主導して作られたものです。

CGMの場合はどうでしょうか。

Consumer Generated Media、直訳すると
「お客さまが作ったメディア」ということになります。

そう、ブログやツイッターのコンテンツや情報はお客さんが作っているんです。

お客さんとは、この記事を読んでいる、あたなです。

そう、あなたが作っているんですね。

ブログの記事を書く

ブログの記事にコメントを書く

ツイッターに投稿する

MixiやFacebookに写真を投稿する。

これらのすべてがお客さんによって作られているということです。

ですから、お客さんは単なるお客さんではないんです。

言い換えれば、ブログなどのサービスのための無償のボランティアと言うことになります。

あなたは、お金は払ってはいませんが、無償でボランティアとして働いているというわけです。

もちろん、あなたは楽しんでいるわけですから、楽しみを得ていることになります。

例えば、何かの文章をプロにお願いしたら、いくらかかるでしょう。

プロの写真家の写真を使わせてもらったら、いくらかかるでしょう。

お客さんが、無償で提供してくれるので、これらの費用がかからないわけです。

もし、お客さんが、そっぽを向いたとしたら、どうなりますか。

たちまち、そのサービスは失速するでしょうね。

そして、たくさんの人がコンテンツを作り、

それを見てくれるお客さんがたくさんいる。

だから、広告収入がはいるんですね。

ちゃんとビジネスモデルになっているわけです。

視聴率の低いテレビ番組に広告料ははらいませんよね。

だから、テレビ局は視聴率にこだわるんです。

これらのサービスではユーザーが最大の資産なんです。

システムのサーバーやシステムのプログラムではないんですね。

だから、Facebookは上場時にとんでもない高値がついたんですね。

それはユーザーの数が桁違いに多いからです。

これには幻想と言うものも含まれていますが。

実はこの記事を書くきっかけになったのが、アメブロです。

私もアメブロにブログを書いています。

最近、利用規則が改定されたようで、

商業的な目的を含むコンテンツを載せられなくなりました。

商品の宣伝や紹介、セミナーやコンサートの記事が載せられないということです。

私は自分のサービス(カウンセリング)を紹介、宣伝することもありますし、

気に入った商品やお店を紹介したりもします。

お友達の商売を紹介することだってあります。

セミナーやコンサートの紹介もします。

これらは、何らかの形で商業目的につながります。

ですから、いつ削除されるかわからないということです。

それで、先日のブログにも書いたように、ホームページの方に書くことにしました。

私のホームページはWordPressというソフトで動いています。

この中にはブログの機能もあります。

このソフトは無償で提供されているものです。

だから、誰にも文句を言われずに書きたいことが書けるわけですね。

ちょっと話が横道にずれてしまいました。

今回取り上げたブログなどのサービスは、お客さんもビジネスのパートナーなんです。

だから、本来、無料だからといって勝手にルールを変えていいということではないんですね。

かつて、三波春夫は言いました。
(若い人は知らないかも知れませんが、昔の演歌歌手です)

「お客様は神様です」

そう、神様をないがしろにする企業は生き残れません。

これは商売の鉄則ですよね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

ご相談や疑問点がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
ishida@imagine999.com

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